お一人お一人に合わせた、在宅復帰を目指すリハビリテーション
高齢者の疾患は、脳卒中や、骨折、肺炎などの身体疾患とともに、認知症も珍しくありません。軽い認知症でも、骨折で病院に入院した時に、強い混乱(せん妄)がみられ、ご家族が不安に思うことがあります。単に骨折という方もいますが、多くの場合、いくつかの疾患が重複していることが特徴です。このため、リハビリは、お一人、お一人の状態に合わせることが必要になります。いこいの森のリハビリでは在宅復帰を第一に目指し、以下のような思いでリハビリを実践しています。
入所日から3カ月以内の期間、理学療法士等による集中的なリハビリテーションを受けて頂くことができます。目的や状態に合わせて機能訓練を、週3回以上提供させて頂きます。また、脳梗塞や脳出血の後遺症で、言語障害・嚥下障害のある方に、言語聴覚士によるリハビリを受けて頂く事ができます。
入所日から3カ月以内の期間、認知症の方に、作業療法士等による集中的なリハビリを受けて頂くことができます。回数は週3回までで、数種類の脳に刺激を導入するリハビリメニューの中から、利用者さんに合わせて提供させて頂きます。
当施設では、リハビリスタッフから指導を受けた介護士が、日々、リハビリを提供しています。これをフロアリハビリと呼んでいます。また生活の中で残存機能を活かしたケアを、生活リハビリと呼んでいます。リハビリスタッフによるリハビリだけでなく、24時間関わる介護士もリハビリを行うことで、ADL(日常生活動作)が向上し、在宅復帰につながります。